「視力検査のアレについてのお話。その1」
誰もが経験した事のある視力検査。
病院や学校、運転免許の更新などで何度か受けた事ありますよね?
検査結果ばかりが気になるところですが、今回はそんな視力検査の方法や、使用される検査器具について注目してみたいと思います。
■黒いスプーン??
視力検査は、右目左目それぞれの視力を測定します。片方の目を抑えて交互に測定するわけですが、その時に使う”黒いスプーン”みたいな物。何気無く使っていますが、どんな物なのか気になりませんか?実はあの”黒いスプーン”にも名前があります。
「遮眼子」(しゃがんし)
この器具の名前は「遮眼子」(しゃがんし)と言います。材質は様々ですが、プラスチックのものが多く使われているようです。値段は500円程で、個人でも大手通販サイトから簡単に購入出来ます。集団検診などでは、眼病(結膜炎など)の感染対策として、プラスチック製のもの数本を、アルコール消毒しながら交互に使用するのが一般的なようです。
■遮眼子の種類
中には金属製のものも。こちらは2,000円。
前後と、プラスチック製のものに比べると割高ですが、小さな検査施設には耐久性も考えると丁度良いのかもしれません。
(引用元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/)
こちらは、ディスポタイプの商品。1枚あたりの値段はかなりリーズナブルですが、、、
50枚入りです(笑)。
(引用元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/)
続いてこちらは、眼鏡をかけた状態で使用されるクリップタイプの遮眼子。これで眼鏡のレンズを覆ってしまうわけですね。
(引用元:http://www.san-nishimura.co.jp/)
■特殊な遮眼子
最後に、遮眼子の番外編をご紹介。
眼鏡をかけている人は、眼鏡屋さんで視力検査をした時に、”トライアルフレーム”と呼ばれる独特な眼鏡をかけた事があると思います。
”検査枠”や”仮枠”とも言われ、テストレンズを何枚も重ねて光学数値を割り出す器具です。
これには「遮閉板」(しゃへいばん)と言われる、黒いプレートが使用されます。
これも、1つの遮眼子なんですかね。
色んな種類の遮眼子がありました!
視力検査に使用される検査機器には、他にも魅力的なものがたくさんあります。そんな所にも目を向けつつ、検査を受けてみてはいかがでしょうか?